スプーンを噛むと歯が痛いのは何故?

「スプーンなどの金属を噛んだときにピタッと走る痛み、嫌な感じがしますよね。

実はこれ、お口の中で小さな『静電気』のような電気(ガルバニー電流)が発生しているのが原因なんです。

理科の実験で、異なる種類の金属同士を触れ合わせると電気が起きるのを見たことがありませんか?
お口の中には唾液という液体がいつも満ちているので、スプーンの金属と、歯に入っている詰め物(銀歯など)の金属が触れ合った瞬間に、一瞬だけピリッと電流が流れてしまうことがあります。

その微弱な電流が、歯の神経を刺激して『痛い!』『しみる!』と感じさせているんです。

また、金属が入っていない場所でも痛む場合は、噛んだ強い衝撃で歯の表面に目に見えない小さなヒビが入っていたり、歯の金属同士の接触(ガルバニー電流)

「異種の金属同士が唾液を介して触れ合うと、一瞬スパークするように電流が流れます。これが神経にダイレクトに伝わって痛みになります。」

歯のヒビ(マイクロクラック)

「金属のスプーンはとても硬いため、噛んだ瞬間に歯に一瞬強い力がかかります。もし歯に目に見えない微細なヒビがあると、そこから力が神経に響いて痛みを感じます。」

歯根膜(歯のクッション)の炎症

「歯とアゴの骨の間にはクッションの役割をする膜があります。普段から噛み合わせが強かったり歯ぎしりがあったりすると、ここが敏感になっていて、金属のような硬いものを噛んだときに痛みが出やすくなります。」

「虫歯でしょうか?」と不安がられる患者さんが多いのですが、「必ずしも虫歯とは限らず、金属同士の相性や噛んだ衝撃による神経の過敏反応である場合が多いです。」ので先ずは歯科医院でご相談ください。