令和6年度口腔衛生推進研修会の報告

こんにちは、広報部です。
ようやく厳しい寒さも落ち着き、春の訪れが近づいてきましたね。
投稿遅くなりましたが、先月3月8日に行われた令和6年度口腔衛生推進研修会の報告をさせて頂きます。
今年度は、長野県歯科医師会理事・林清永先生をお招きし、講演を行って頂きました。「歯周病と糖尿病」~意外と知らないお口と全身との関係性~と題して一般市民向けにご講演頂きました。当講演では歯周病と糖尿病の関係性のお話を頂きましたが、まず、そもそも歯周病とは何なのか?病態や原因などをすごく分かりやすくお話をして頂き、歯周病が進行した結果、身体にどう影響してくるのか具体的なサイクルを用いて話して頂きました。
医療従事者である視点からも歯周病の怖さや、予防の重要さを再度学ぶことが出来る機会になったかと思います。
本講演では当会会員・会員診療所勤務スタッフ80名に加え、岡谷市下諏訪町を中心に、地域在住の一般市民90名のほか、他地区歯科医師会会員の先生方にもご参加いただき、会場には170名を超える来場がありました。
小ホールを埋め尽くすほどの賑わいぶりで、用意した席だけでは足りず、増設するほどでした。地域住民の健康に対する意識の高さと、医療従事者の患者様に対する意識の高さの表れだと思います。
歯周病に悩まされている方、糖尿病に悩まされている方、他全身疾患で悩まされている方、今何も不便なく健康で元気に過ごされている方、これからも健康な生活を送りたいと思う方、環境、境遇は人それぞれかと思いますが、歯周病のケアから全身状態の改善、健康の向上を私たち歯科医師、歯科衛生士が全力でサポートします。また、昨年度の市民公開講座で宮澤先生(諏訪赤十字病院 特殊歯科口腔外科)が話されていました、諏訪地域には岡谷市民病院や諏訪赤十字病院など中隔医療機関にも恵まれてます。
病院と診療所との連携を密接に取る態勢が整っていますので、かかりつけ医では対応できないような全身状態の場合には総合医療の整った病院への紹介も行います。また、全身状態が安定した患者様や周術期における患者様の口腔ケアを病院からかかりつけ医にバトンタッチし共に情報を共有しながら診ることも可能です。口腔内の悩みだけに関わらず、全身の1単位として口腔を診させて頂きますので、些細なことであっても一度かかりつけ医に相談頂けたらなと思います。

尚、今回の講演の来場者アンケートの結果も併せて掲載しますので、ご覧頂けましたら幸いです。ご来場頂いた市民町民の皆様、アンケートにもご協力頂きありがとうございました。

令和6年度市民公開講座 ご来場者様アンケート結果